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安田 秀志
JAERI-M 7356, 112 Pages, 1977/11
本論文では黒鉛減速炉を重点的対象として極性相関法を使って反応度測定を行い、その適用性を検討している。理論上は、F.De Hoffman流の確率論的方法で相関関数を論じ、実験上は、極性相関法でSHEの/l測定、炉停止余裕反応度の測定、及び軽水炉JMTRC、JRR-4の/l測定を行い、PNS法とよく一致することを確かめ、また、簡便な条件付極性相関法を提案し、これを吟味する測定を行った。更にPNS法、ロッドドロップ法、中性子源増倍法で大きな負の反応度を測定して空間依存性を調べ、極性相関法によるの一点測定の妥当性を論じた。結論として、炉内中性子計数率ゆらぎに対するガウス分布近似の妥当性が確認できた事実に基づき、極性相関法及び条件付極性相関法が簡便な炉雑音解析法として中性子寿命の長い黒鉛炉に適用できると述べた。